ポケットの詩に火をつけて
尾道の路地に佇む古本屋は、疾走する店主が築いた小さな城。深夜の隠れ家から詩と熱情があふれだす。
バックナンバー
- 第6回 図書室の怠け者
- 小学生のときは熱心に本を読む子どもではなかった。読書感想文の宿題では、表紙や装... (21.05.05)
- 第5回 不健全な肉体に宿る、健全な魂
- 深夜の古本屋の死活問題は何よりもずばり、睡眠である。午後十一時に開店し、午前三... (21.05.04)
- 第4回 古本戦線、異常なし
- 古本屋を始めてこの四月で五周年を迎えることができた。深夜営業という阿保な開店時... (21.05.01)
- 第3回 見えない手
- 詩集は売れなくなった。とある古本屋の店主は言っていた。「詩はなぁ、昔に比べれば... (21.04.09)
- 第2回 匂い
- 大学生時代、京都から新幹線で福山に帰省するたび、この町の匂いに僕は胸をしめつけ... (21.03.25)
- 第1回 脱走兵
- 「深夜の古本屋」。 これが僕の店を表す惹句だろう。世にも珍しい深夜にだけ開く古... (21.03.19)
著者紹介
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藤井基二
ふじいもとつぐ 1993年広島県福山市生まれ。尾道の古本屋・弐拾dB(にじゅうデシベル)店主。
著作紹介
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- 寄稿「詩とは何か―考える古本屋の日々」
- 『おすすめ文庫王国2021』
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